こんにちは、UnLimiteDです。
今回はFXのスプレッドが朝方に広がる理由についてまとめていきたい思います。
FXのスプレッドが広がるタイミングは?
みなさんもご存じの通りFXのスプレッドはASK(買い価格)とBID(売り価格)の差であり、常に一定ではなく広がっていくことがあります。
スプレッドが広がるタイミングは様々で、例えば相場が荒れてFX会社の処理が追いつかない時もそうですし、また逆に取引が全くない場合も提示するレートが定まらずに広がっていくことがあるでしょう。
実は日本時間の朝7時前後もスプレッドが広がる傾向があるのですが、これは次のことが原因と言われています。
日本の朝はFX市場のクローズと一致する
朝方にスプレッドが広がる理由のひとつは、夏時間であれば日本時間の午前6時、冬時間であれば午前7時がFX市場のクローズと一致するからです。
FX市場では日本市場→ヨーロッパ市場→ニューヨーク市場の順番で市場が重なって24時間取引できるため、オープン・クローズの感覚はあまりないかもしれません。
しかし厳密に言うと一番遅い時間のニューヨーク市場のクローズ時間がFX市場全体のクローズ時間と一致しており、これが先ほど言った日本の朝方に当たります。
したがって日本の朝方にスプレッドが広がるのは、市場のクローズに合わせて手じまいする動きが活発であることが原因のひとつと言えるでしょう。
スワップ目的の取引が集中するから?
次に意識したいのが、日本の朝方(=FX市場の1日のクローズ)はスワップポイントが付与されるタイミングだということです。
したがって、スワップが付与された直後に決済するといういわゆる「スワップ泥棒」対策として敢えてFX会社がスプレッドを広くするというウワサもあります。
もちろんFX会社が意図的にそんなことをしようものなら信頼問題に関わるので真意は不明ですが、スワップ目的のトレードが集中しているのは事実ですので少なからず影響あるでしょう。
そうでなくとも日付の区切りで取引する自動売買もありますので、日本の朝方は注文が集中するからスプレッドが広がりやすい、と覚えておきましょう。
以上です。
このように様々な理由で朝方のスプレッドは広がる傾向があります。
予期せぬ価格で約定することもありますので、可能であればこの時間帯の取引を避けるようにしましょう。