こんにちは、UnLimiteDです。
今回はFXのパラボリックについてお話しします。
パラボリックはトレンドの勢いと転換期を予想するシグナル
パラボリックは、テクニカル分析で有名なアメリカのJ.W.ワイルダー氏によって考案された理論です。
使い方としては、SAR(ストップアンドリバースポイント)よ呼ばれる放射状のラインが続く時は順張り、ラインとローソク足が触れた時に逆張りというのが一般的でしょう。
移動平均線など一般的なトレンド指数と異なり、計算の中でAF(加速因数)やEA(極点)が用いられているため、トレンドの勢いがより分かりやすいという特徴があるでしょうか。
またパラボリックの最大の目的は「行って、来い」の両方で利益を取ることであり、ドテン売買と相性が良いとも言われていますので意識しておきましょう。
パラボリックの注意点は?
パラボリックは他のトレンド系シグナルと同様に、騙しには弱いです。
したがって、SARとローソク足が触れたタイミング=逆張りと単純に判断するのでなく、他の指標を組み入れることが望ましいでしょう。
例えばパラボリックの考案者であるJ.W.ワイルダー氏は、ADX(Average Directional Movement Index)を併用することを奨励しています。
ADXは簡単に言うとトレンドの強さを示すものであり、上昇トレンドであろうが下降トレンドであろうがそのトレンドが強いほど高い指数を示します。
画像のようにADXの数値が高い時=トレンドが続くという予想ができ、騙しを回避する目安となりますのでこちらも併せて覚えておきましょう。
以上です。
パラボリックは、トレンドが交互するような相場では非常に有効であり、意外にも下位足のスキャルピングで使うこともできます。
パラボリックもADXもMT4にデフォルトで入っているインジケータですので、一度試してみてはいかがでしょうか。